ここでは、数珠に関する豆知識を紹介しよう。
基本的に使う機会は殆どこないかもしれないが、知っておくことで豆知識大好きなお坊さんと合コンで一緒になる時に話を合わせることができるので完全にムダではないだろう。
数珠の発祥と歴史
数珠発祥の地は、古代インドだとされている。
バラモン教の聖典に神の持ち物として数珠があり、インドの王が神のお告げを聞いて人間用の数珠を作ったのが現代の数珠の起源だとされている。
そして作られた数珠は、百済というかつて存在した王国経由で日本に仏教と共に伝わったのが始まりだ。
その頃の数珠はまだ非常に貴重な品物であり、一部の高僧しか使うことができない代物だった。
しかし、1688年には廉価版のような数珠も作られ始め、一般的に売買されるようになったのだ。
超究極高級数珠
数珠の基本的な素材は、木製だ。
菩提樹を始め、黄楊(つげ)の木や黒檀など手触りや香りが良いものが素材として使われている。
しかし、仏教伝来時に伝わった数珠は、今で言えば成金趣味かと思うくらい豪華なものだった。
当時使われていた数珠は七宝(しっぽう)といって仏教に置いて貴重だとされる宝石類をあしらったものが一般的なものだった。
金、銀、珊瑚、ラピスラズリ、オニキス、真珠、水晶と、現代でも高級品といえるものを使用している。
これは成金趣味というわけではなく、仏教を重んじるという意味で使われていたのだろうが、それでも現代の感覚で言えば数珠一つに豪華すぎると思わざるを得ないだろう。
ちなみに、現代でも高級な素材を用いた数珠は作られている。
上記のような七宝を使ったものから、樹齢線年以上の菩提樹から作った数珠など、場合によっては逆に罰当たりなのでは?と思うものまで存在する。
高価な分、より効果が期待できそうなので購入を検討してみてはいかがだろうか。