数珠といえば、皆さんはどんなイメージを思い浮かべるだろうか。
多くの人が「辛気臭い」「葬式のときしかつけない」「4~5年に一回つけるかどうか」という認識しかないだろう。
しかし、それは誤りだ。
数珠は実は葬式以外のときでも出番があり、こだわると結構思い白い話もあるのだ。
ここでは、そんな数珠にまつわる話をしていこう
葬祭だけじゃなく冠婚にも使える
数珠はお葬式のときだけではなく、結婚式の時のも指輪代わりに相手に送るものとして使えるのをご存知だろうか?
そもそも、数珠というのは祈りや念汁時の効果を高めてくれるためのものであり、ご冥福を祈るだけではなく幸せを祈る力も十分に高めてきれるのだ。
そのため、結婚式で数珠を贈ることは特に珍しいことではないし、実際に神前式では数珠の交換を行うことも珍しくはない。
もっとも、教会の結婚式で指輪ではなく数珠を交換したらちょっと異様な光景になるかもしれないが。
結婚式には指輪、人前式には数珠を用意しておこう。
アクセサリーにも使える?
また、数珠はアクセサリーとしても使うことができる。
といっても、お葬式で使うような大粒の数珠を使うのではなく、ビーズ程度のサイズの珠を用いたブレスレット型の数珠だ。
実際に、そういったアクセサリーは通販サイトでも販売されており、いろいろな素材を使ったものが探せばたくさん見つかる。
デザインも一般的なブレスレットと天地遜色はなく、色も自在に選べるのでつけていても違和感は殆どない。
冠婚葬祭で使うような数珠を首からぶら下げたり、常に手に持ってジャラジャラ言わせていたらちょっと怪しまれるかもしれないが、こちらは基本的に問題ない。
パワーストーンやゲルマニウムを使った数珠もあるのでバリエーションは豊かだ。
健康やゲン担ぎにアクセサリーとして数珠を試してみるのはいかがだろうか。
お値段
数珠を購入する上で気になるのは、やはりお値段だろう。
冠婚葬祭など何らかの用事で数珠を購入する場合、どのくらいかかるのか財布の中身を木にする人は多いのではないだろうか。
結論から言えば、神前式で交換する数珠ならともかく、お葬式で使う数珠はそこまでお金をかける必要はない。
極端な場合、百均で売っているような数珠でも変わらないのだ。
人前に晒し、なおかつ相手に送るものとして購入する神前式の数珠は、あくまで自分用ではなく贈り物である。
相手に喜ばれるためにも、贈り物というのはある程度の格が必要となる。
しかし、葬式用の数珠は自分用である。
そのため、数珠の形をしていれば、よほど変なものでない限り特に拘る必要はない。
大事なのは相手を思う心であり、数珠はそのこころを強めてくれるだけのものなのだ。
つまり、大事なのは自分の心であり、数珠は高かろうが安かろうがそれを補助するだけの役割しか持たないのだ。
値段の良し悪しでどう変わる?
といっても、値段が高い数珠というのは、安い数珠に比べると品質そのものが違う。
使用されている素材もきちんとしたものなので、百均の数珠と比べるとチープさがまったくないし、つなぎとめる紐の頑丈さからして全くの別物となる。
そのため、数珠そのものの寿命や見た目などは全くの別物になるといってよいだろう。
試しに、オンラインショッピングや近所の仏具店で数珠を買ってみたら、百均で売っているような数珠も併せて買って比較してみよう。
個人的な意見を言うならば、百均で買う数珠はあくまでも間に合わせであり、長く使うためのものではない。
祈る気持ちのほうが大事だといっても、故人を偲ぶ気持ちがあるのならきちんとしたものを購入するのがおすすめだ。
お父さんやお母さんのお葬式を百均の数珠で済ますというのは、後々後悔の念が押し寄せる可能性もあるのだ。